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こんばんは。 本日は46年ぶりにハロウィンで満月だそうです。次は38年後と言われると特別な満月のように思い、先ほどじっくりと空を見上げておりました・・・。   さて、本日は足袋についてお話をしようと思っております。なぜなら、足袋と草履の関りは深く、足袋が合っていなくて足が痛いのに、草履のせいだと思う方が多いからです。草履が痛いと感じた時は、足袋にも疑いの目を向けてほしいのです。   私も以前は足袋に無頓着で、着物を仕事とする前まではインターネットで安い足袋を買っておりました。そして、それが合う合わないなんて気にしたこともありませんでした。   足袋にもいろいろと種類があると気づいたのは働き出してから。最初の出会いは福助でした。百貨店のイベントで、福助の足袋に好きな言葉が入れられるというので、3,000円弱の足袋を購入したのがきっかけでした。そして、その履き心地の良さが今まで気にせず履いていた足袋とは全く違うことに気付くのでした。   ただここで一つ悩みが生まれるのです・・・。それは、仕事で毎日のように着物を着ていたため、消耗品である足袋代が高いこと(笑)足袋は人によって擦り切れる場所が違うかと思いますが、私の場合は鼻緒の下が一番最初に擦り切れます。そして、動き回ることも多いため、擦り切れるのも早い・・・。靴下のように3足1,000円というわけでもないからどうしたものかと真剣に考えました。   色々な足袋を履き試してみてたどり着いたのがきねや足袋でした。 きねや足袋は福助など他のメーカーに比べて生地が地厚でしっかりしているため、耐久性が強いのです。また、お誂えしなくても6型用意されているので、よほど足に特徴がある方以外はマイサイズが見つかるのです。   ただ、足袋も草履と同じで合う合わないがあります。私はきねや足袋との相性が良いのですが、試された方で縫い目があたって痛いという方や、足の指の長さが合わないという方もいました。なので、足袋も草履と同様、ぜひ試着をしていただきたいです。   おすすめのサイズ感としては、つま先が足袋にあたっていないこと(少しゆとりがあるくらい)、そして、サイドはきゅっとしまっていること。サイドがしまっていると、足袋に包み込まれるような安定感が生まれ、疲れにくくなると思います。指先のゆとりが気になる場合は、綿を詰めると見栄えが良くなりますよ。   ちなみに、フィットしている足袋としていない足袋では、足の印象も変わります。 左がきねや足袋、右がデザインが気に入って購入した足袋です。左の方がほっそり見えませんか?   たかが足袋、されど足袋だと私は思っております。 皆さまにも合う一足が見つかりますように。   では、次のブログまでごきげんよう。                    ...

こんばんは。 大分秋らしくなってまいりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?   本日から少しずつ、履き物についてブログを書いていきたいと思います。 まずいろいろな履き物を試して思うことは、軽くて柔らかければ良いというものではないということ。 そして、他の人が良いからと言って自分の足に合うとは限らないこと。 なので、私の感想がすべての人に当てはまるわけではございません・・・。 そのことをまずはお伝えしておきます。   今回取り上げるのは、菱屋カレンブロッソのカフェぞうり。 カフェぞうりの中でもすげ替えができないタイプをクローズアップしたいと思います。   ご存知の方も多いかと思いますが、私は菱屋カレンブロッソのエリアマネージャーとしての勤務経験があり、カフェぞうりに関してはかなり研究してまいりました。培った経験、知識に加え、菱屋カレンブロッソを離れた今だからこそお伝えできるメリットデメリットがあるのではないかと思っております。   まずはカフェぞうりの特徴から・・・。ご存知の方が多いと思うのでざっくりと説明いたしますね。 カフェぞうりは、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニルコポリマー)というスニーカーの底材に使われている素材を使用した草履になります。   すげ替えができないタイプのカフェぞうりは、底の部分がクレープ(旧タイプ)もしくはビブラム(新タイプ)となっており、すげ替え用の穴が開いておりません。そのため、鼻緒の調整や交換ができない上、底のメンテナンスもできませんが、雨の日でも滑らず晴雨兼用で履けるのが特徴です。いろいろな天候で試した結果、凍結以外の天候には問題なく使えます。そして、履きつぶしと言っても耐久性はあり、週2,3日履いても2年は使えるため、コストパフォーマンスはかなり高いと言えます。   現在、底の素材がクレープからビブラムに変わってきておりますが、個人的には少し重みのあるクレープの方が疲れにくいと感じております・・・。少し重みがあった方が振り子の効果で足の運びが楽になります。まだクレープ底の履き物も手に入る上、オーダーも可能なようなので、少し重みがあった方が好き・・・という方はクレープ底があるうちにぜひお試しを。   カフェぞうりは高さも高高台(55mm)や低台(30mm)など種類があります。 私は足長効果がある上、クッション性が高く感じる高高台が好きなのですが、高高台では普通に歩いていてもつまずいてしまう、足首をひねってしまうという方もおります。私も過去に何度か、鼻緒が馴染んできた頃に足首をひねったことがあります。足を載せる部分(天)の素材が大きく影響しており、ひねるのが心配・・・という方にはPVC(塩化ビニル)の素材をおすすめします。 低台は、お仕事として草履を履かれる方、普通の草履に慣れている方、粋なテイストのお着物がお好きな方が選ばれる方が多いように思います。   すげ替えができないカフェぞうりは、とにかく試着が肝心です。 サイズが合わなければどれだけ履き心地の良い草履も履き心地は悪くなります。 また、カフェぞうりに関しては、足を載せる部分(天)の素材や鼻緒の素材、きつさなどによっても履き心地が左右されます。台の色によって柔らかさも異なると私は感じています。色が濃い方が硬く、淡い色の方が柔らかいのです。なので、最初の一足を選ばれるのならカフェぞうりを扱っている店舗に足を運んでいただきたいです。そして、色々な素材、サイズを試していただき、ご自身の足に合う一足を選んでいただきたいです。   なお、サイズに関しては、関東は踵が少し出るのが良しとされていますが、関西では踵が台と揃うくらいが良しとされていたり、地域によっても異なります。また、踵が少し出ていた方が草履が吸い付く感じがあるため好きという方もいれば、足が全部乗っていた方が安定感があって好きという方もおります。すべてはご自身が履きやすいかどうかだと思います。ご試着された際には、必ず歩いてみてくださいね。   最後に、個人的に思うメリットデメリットをまとめます。 <メリット> ・スニーカーの底材を使っているため、足が痛くなりにくい ・晴雨兼用 ・価格が手ごろ ・細かなオーダーができる   <デメリット> ・鼻緒のすげ替えや調整などメンテナンスができない ・普通の草履と違うことが一目瞭然   では、次のブログまでごきげんよう。                    ...

こんにちは。 すっかりご無沙汰してしまいました・・・。   履き物について語る!と言ってから早数か月・・・。 このままではいけないと思い、まずは真面目にブログを更新します宣言をいたします。 手帳にも2週間に一度は更新する目標を記しましたが、このずぼらな性格、自分の中ではまたぐずぐずになると思いまして・・・。   そして、オンラインショップも少しずつアイテムを増やしていく予定ですので、気が向いたときにでもアクセスして頂けると幸いです。 https://coten.thebase.in/...

こんにちは。 夏のイベントが始まり、いつものものぐさが更にものぐさになり、久しぶりの更新になってしまいました。 そして、履き物の話はどこへやら・・・? 履き物についてはもうしばらくお待ちいただけると幸いです。   下記のイベントも本日で3日目となります。 <coten>と<ひでや工房>の夏支度 Date: 2020/6/24(Wed) - 6/30(Tue) 10:00-19:00 Place: 日本橋三越本館4F 華むすび   今回のイベントの様子をお届けいたします。 今回はcotenのオリジナル商品に加え、ひでや工房の浴衣や帯、近賢織物の帯をご覧いただけます。 お気に入りのものに囲まれている幸せ、色々な方とお話しできる幸せを感じながら、日々楽しくお仕事をさせて頂いております。 特にお話ができることが楽しく、話過ぎたのではないか・・・と帰り道に反省するほど、しっぽをフリフリしながら近づき、ウキウキ話しております。 ご来店の際にはお付き合いいただけましたら幸いですが、長すぎる場合ははっきりとお知らせくださいませ(笑)   今回の売れ筋は何といってもマスクでございます。 玉のりのマスクに加え、ひでや工房のマスクも取り揃えております。 そろそろ白の紙マスクに飽きている方、少しでも涼しい素材を探されている方にはぜひ一度お試しいただきたいほど、どちらのマスクも使い心地は最高です。   なお、明日以降は以下の日程で店頭におります。 6/27(Sat) 11:00-19:00 6/28(Sun) 11:00-19:00 6/30(Tue) 12:30-19:00 私が不在の間はcotenを知り尽くしたヤギーヌこと八木さんが店頭におります。 八木さんもお話しすると面白いので、ぜひ話しかけてみてくださいね。 それではみなさま、本日も素敵な一日をお過ごしください。...

こんばんは。 いよいよ明日から銀座三越のイベントが始まります。 <cotenフェア> Date:2020/6/3(Wed) - 6/9(Tue) 11:00-19:00 Place:銀座三越9F テラスコート   今回もcotenの商品はもちろん、素敵なセレクト商品を多数取り揃えております。 ちらりとセレクトしたブランドをご紹介いたします。 まずは、「玉のり」でございます。 今回は特に小千谷縮に注目をしていただきたいと思っております。 新作も含め、デザインも価格もかなり魅力的でございます。 もちろんですが、玉のりマスクも全種類ご用意しております。   そして、浴衣と言えば・・・というくらいの名ブランド、竺仙でございます。 竺仙も反物、プレタ浴衣、帯と取り揃えております。 その他、セレクトした帯留などもございます。   なお、期間中は以下の日程で店頭におります。 6/3(Wed) 11:00-19:00 6/5(Fri) 14:30-19:00 6/6(Sat) 11:00-19:00 6/7(Sun) 11:00-19:00 6/9(Mon) 14:30-19:00   また会場の様子などをお届けいたしますね。          ...

こんにちは。 週末はいかがお過ごしでしょうか?   本日は私の履き物に対する想いをお伝えしたいと思います。 ご存知の方も多いかと思いますが、私はカフェぞうりでおなじみの菱屋カレンブロッソで5年ほど働いておりました。そのため、履き物に対する想いが人並み以上と言えます。 洋服の世界でも靴が大好きで、「良い靴を履くと、持ち主をいいところへ連れて行ってくれる」という言葉をただただ信じ、洋の世界でも和の世界でもその言葉を言い訳に履き物を購入しております。   菱屋で働いているときも、この草履が履きやすいと聞けば購入していましたが、通勤も勤務中もずっとカフェぞうりを履いていたのでなかなか試すことはできず、愛でるのみでした。 なので、色々と履き試すことができるようになった今だからこそ、それぞれのメーカーの草履や下駄の良さなどがお伝えできるかと思いますので、これからゆっくりとご紹介できればと思っております。   一つ言えるのは、軽いから良い、やわらかいから良いというのは違うということです。軽い過ぎると履物が振り子の役割を果たしてくれないので足が疲れますし、やわらかすぎると腰痛の原因になります。 何事もほどほどがちょうど良いのだと思います。   私の履き物考察は、カフェぞうりから始める予定です。 次回をお楽しみに♪      ...

こんばんは。 皆さま、週末はいかがお過ごしでしょうか?   私はのんびりと明日のcoten dayに向けて準備を進めております。 5月10日をcotenの日と決めてイベントを始めて4年目、今年もイベントを楽しみにしていたのですが、新型コロナウイルスの影響により開催を断念いたしました。 でもオトナノクジビキができないのはつまらない!と思い、オンラインショップで開催することにいたしました。 初めてのオンラインショップ、そしてオンラインショップでのくじ引き・・・どうかうまくいきますように・・・と願うばかりでございます。   ここまで読み進めながら、オトナノクジビキって何?とお思いの方も多いのではないでしょか? オトナノクジビキとは一回一万円のくじ引きで、coten dayのイベント限定で開催しております。 特別賞と1等~5等を設け、5等でも一万円以上の賞品が当たるのですが、一回一万円という価格が「オトナ」の由来でございます。 私が言うのもなんですが、一回一万円のくじ引きってかなりの勇気がいりませんか?(笑)   今年は玉のりさんと寅の助さんにもご協力いただき、素敵な商品も増えております。 くじ引きのドキドキをステイホーム中に楽しめる企画になっておりますので、ご参加いただけましたら幸いでございます。 オンラインショップ: https://coten.thebase.in/   私は今から何番を一等にするか考えます♪...

ご来訪頂きありがとうございます。 cotenの泉さやかと申します。 cotenというブランドを始めて6年目、ブログをはじめます。 マイペースな正確な上、さぼり癖がひどいため、こまめに更新とはいかないかと思いますが、お付き合いいただけましたら嬉しいです。 記念すべき最初のブログでは「coten」の由来を・・・。 [coten」というと大体の方が着物=古典と連想されるかと思うのですが、実は「いつでもコテン!と横になれるように」のcotenが正解でございます。ブランドを立ち上げたことで高みを目指しすぎ、自分らしさを失わないように、いつでもコテンと横になれるくらい、楽しくお仕事ができるように名付けました。 最初からビジネスが傾きそうなブランド名に少し不安を覚えた時期もありましたが、友人の「らしくて良い」という言葉に勇気をもらいました。 こんなブランドと私ですが、今後ともよろしくお願いいたします。...